インフラエンジニアXの備忘

とある企業のシステム部門のインフラエンジニアです。忘れっぽい自分のメモ書きとしてこのブログを使用します。

proxmox構築メモ その2(構築)

メモばかりたまっていき更新できないなぁ。。。

実際にさくらの専用サーバーにDebian6をインストールして
その上でProxmoxを動作させる。
動作させるのはProxmox VE 2.3

まずさくらの専用サーバーへDebian6をインストール

■OS再インストール手順

さくらの専用サーバーのコントロールパネルでの作業

1.メニューにてサーバーを選択して、サーバー情報の管理からOS再インストールを選択する。
2.再インストール画面にて以下の内容に設定してインストール完了まで待つ
rootパスワード
OS Debian6
アーキテクチャ 64bit
構成 最小(最小しか選べない)
パーティション 自動(自動の場合はSwap8Gで残りが/に割り当てられる。)
OS デフォルトがCentos6(64bit)で納品されるので無償OSを選択
3.更新中から停止のステータスに変更になったらインストールは終了している。
4.ローカルネットワークの作成をコントロールパネルで実施して、
 サーバーのネットワーク情報のローカル接続設定の箇所を設定しておく。

このあと、Vim環境の整備とかローカル側のネットワーク設定など初期設定を実施。
ProxxmoxVEのインストールは基本的にはwikiの手順を実施すれば問題ない。
何点か注意事項もあるので、実際に実施した手順を以下に記載。

■Proxmox2.3のインストール

cd /etc/apt
cp -pr sources.list sources.list.org
vi /etc/apt/sources.list

aptのリポジトリにProxmox用のリポジトリを追加する。

↓ここから
deb http://ftp.at.debian.org/debian squeeze main contrib

# PVE packages provided by proxmox.com
deb http://download.proxmox.com/debian squeeze pve

# security updates
deb http://security.debian.org/ squeeze/updates main contrib
↑ここまで

Proxmoxリポジトリ用の鍵を設定し、パッケージアップデートを実行する。

wget -O- "http://download.proxmox.com/debian/key.asc" | apt-key add -
aptitude update
aptitude full-upgrade

Proxmoxのカーネルをインストール

aptitude install pve-firmware
aptitude install pve-kernel-2.6.32-19-pve

カーネルをインストールした後に一旦リブート
Proxmoxカーネルで起動させる。

aptitude install pve-headers-2.6.32-19-pve
reboot

ProxmoxVEに必要なパッケージ類をインストールする。
まずは起動しているカーネルがProxmoxVE対応のものかどうかを確認する。

uname -a
 Linux2.6.32-19.pve ← pveと記入があるカーネルで起動していることを確認する。

以下、重要

vi /etc/hostsの変更

127.0.0.1          localhost
192.168.50.20      host1
#XXX.XXX.XXX.XXX    host1

localhostと自分のホスト名以外を全部コメントアウトする。
 →グローバルIPのほうもコメントアウトする。
この作業を実施しておかないと、以下のProxmoxVEのパッケージをインストールする際に
自身の名前解決ができないことでエラーが発生する。
その回避として実施しておくこと。

3.0系のWikiには注意で記載があるのに2.3系の手順には記載なく。。。

ProxmoxVEをインストールする。
この際に依存関係のパッケージとしてbridge-utilsとかqemu-serverとかvz関連のパッケージとか
もろもろがインストールされる

aptitude install proxmox-ve-2.6.32
a2ensite pve-redirect.conf
/etc/init.d/apache2 restart ← apache2を再起動

iptablesやF/Wの設定が適切に実施してあれば

https://XXX.XXX.XXX.XXX:8006/ ← 割り振られているグローバルIPにアクセス

ProxmoxVEの画面が表示される。

次回はブリッジインターフェースを割り当てなどをメモ
お疲れさまでした。