インフラエンジニアXの備忘

とある企業のシステム部門のインフラエンジニアです。忘れっぽい自分のメモ書きとしてこのブログを使用します。

proxmox構築 その3(ブリッジネットワーク設定)

今回はネットワーク設定周りのメモ

今後の予定としてKVMとOpenvzの仮想マシンを併用し
KVMの仮想Windowsマシン上にVPNソフトを導入する予定。

外部からのアクセスにはグローバルIPを割当てして通信し
またローカルネットワークに接続してDBに接続など実施したいのでローカルIPも割当てする。

このようにIPアドレスKVM仮想マシンに割当てしたい場合
親サーバーの物理インターフェースをブリッジして利用する。

なおOpenvzの仮想マシンだけであればvenetというインターフェースが利用可能で、
IPアドレスも割当てでき、簡単に利用でき、速度も出るのだが
問題もあるようなので、Openvzの仮想マシンについてもブリッジを使用する。
※Openvzではvethと呼ばれている。

◎検証によって確認した問題点

KVM仮想マシンはブリッジで、Openvzの仮想マシンはvenetで
それぞれIPアドレスの割当てを実施して相互通信を確認したところ
KVM仮想マシンからOpenvzの仮想マシンへの通信ができない状態となった。
※その他にもできない通信があったが忘れた。。iptablesなどは実装していない。。
 Openvz単体ではvenetしか利用したことがなかった。。

原因追求までは時間がなくて実施しなかったが、
vethでの運用でも特に問題はなさそうなのでOpenvzもvethを利用する。

■簡易構成図

f:id:hajimenovic:20131120200134p:plain

■親のサーバーのブリッジインターフェースを設定

ProxmoxVEをインストールしているので、
依存パッケージとしてすでにbridge-utilsがインストール済み。
インターフェースの設定を実施

# cp -pr /etc/network/interfaces
# vi /etc/network/interfaces

auto vmbr0
iface vmbr0 inet static
        address  10.0.0.10
        netmask  255.255.255.0
        gateway  10.0.0.1
        bridge_ports eth0
        bridge_stp off
        bridge_fd 0

auto vmbr1
iface vmbr1 inet static
        address  192.168.56.10
        netmask  255.255.255.0
        bridge_ports eth1
        bridge_stp off
        bridge_fd 0

auto lo
iface lo inet loopback

auto eth0
iface eth0 inet manual

auto eth1
iface eth1 inet manual

インターフェース設定を実施して個別にインターフェースをup,downするか
もしくはネットワークをrestart

# /etc/init.d/networking restart ← ネットワークをリスタートする。
※リモートコンソールから作業 ssh接続とかだと切断される?かも。

これで親サーバー側のブリッジインターフェースの準備が完了。
仮想マシンのインターフェースをブリッジして、IPアドレスを割り当てれば
通信が可能な状態となる。

次回はテンプレートから新規にOpenvzの仮想マシンを作成する手順と
既存のOpenvzの仮想マシンをProxmoxVE上にリストアする手順ができればと…。
お疲れさまでした