ReadyNas102へsshで接続する
ReadyNas102はSOHO程度の事務所、社員10人程度の事務所であれば
ベストバイだと思えるほどに高機能だと思います。
個人でもできれば使用したいくらいです。(写真、動画の保存)
で、いろいろ運用してきて思うのがsshで入って、負荷状況の確認がしたいなぁと。
CPUの温度、HDDの温度・湿度、ファンの回転数は見えるんですが
ロードアベレージやメモリ利用料、CPUの利用率が見たいのです。
で結論からいうとできました。手順メモ。
まずは、ReadyNASの管理画面で、SSHを有効にします。
※何かメッセージが出てきますがそのまま進めます。
ターミナルから
ssh root@192.168.100.200 root@192.168.100.200's password: ←このパスワードはWeb管理画面のadminのパスワード Welcome to ReadyNASOS 6.X.X root@localhost:~#
これでssh接続ができたので
topコマンドで状況を確認したり、psやfree,vmstatなどのコマンドで各種情報を確認できます。
ReadyNASって本当にいろいろできて
Raidでのミラーリングや、外付HDDへのバックアップ、ActiveDirectory連携など基本機能はもちろん
インターネットやVPNを使って外からファイル操作できたり、2台の同期をしたりもできるようだし
アプリを入れることで、ウイルス検索・駆除したり、Cactiでリソースを視覚的に確認したり
ownCloudとして運用できたりするので、本当に楽しめそう。家に欲しい。
3年間無償保証、サポートセンターが無料で使えるというのも助かっています。
ただ、一番ローエンドの製品なんでCPUとメモリが少し非力なんですが、まぁ許容範囲かな。
今のところは言うことなしです。
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sarコマンドの使用方法
あるシステムの負荷を確認したいとき、cactiなどがあれば視覚的に負荷を確認できて
1週間くらいであれば、遡っての確認が可能なので便利です。
がッしかし、外部のVPSにのせているようなサービスの場合は、
負荷ツールなどを用意するのがめんどくさい場合がある。
でそれをコマンドレベルで確認することもできるのがsarコマンド
無論、現在の負荷をロードアベレージ、CPU、MEM、スワップなどに分けて確認することもできるし
便利だわー。今回はさくらのVPS上で動作しているCentOS6で確認。
どうやらさくらインターネットのVPSイメージにはデフォルトで入っていた。
ない場合はyumコマンドでインストールすればOK。
# yum install -y sysstat
で基本的な利用方法は
sar -オプション 監視間隔 監視回数 # sar -q 1 3600 →ロードアベレージを1秒間おきに1時間監視する。 Linux 2.6.32-279.19.1.el6.i686 04/20/15 _i686_ (3 CPU) 20:00:24 runq-sz plist-sz ldavg-1 ldavg-5 ldavg-15 20:00:25 0 170 0.00 0.00 0.00 20:00:26 0 170 0.00 0.00 0.00 20:00:27 0 170 0.00 0.00 0.00 20:00:28 0 170 0.00 0.00 0.00 20:00:29 0 170 0.00 0.00 0.00 20:00:30 0 170 0.00 0.00 0.00 20:00:31 0 170 0.00 0.00 0.00 20:00:32 0 170 0.00 0.00 0.00 20:00:33 0 170 0.00 0.00 0.00 20:00:34 0 170 0.00 0.00 0.00 20:00:35 0 170 0.00 0.00 0.00
となる。
オプション | 説明 | メモ |
---|---|---|
-u | CPU状況の表示 | userが利用しているCPUや、iowait中のCPUを表示 |
-q | ロードアベレージを表示 | プロセス数やスレッド数、LAを表示 |
-r | メモリ状況を表示 | メモリの利用率なども表示 |
-W | スワップ状況を表示 | スワップインとスワップアウトを表示 |
-f | /var/log/sa/saファイルを読み込んで表示 | cronでファイルローテされているので、何日か前の状態を確認可能 |
ということで、お目当ての、遡っての確認方法はこうなります。
# sar -q -f /var/log/sa/sa14 →14日のロードアベレージを確認する。 Linux 2.6.32-279.19.1.el6.i686 04/14/15 _i686_ (3 CPU) 00:00:01 runq-sz plist-sz ldavg-1 ldavg-5 ldavg-15 00:10:01 1 181 0.00 0.00 0.00 00:20:01 1 181 0.00 0.00 0.00 00:30:01 2 184 0.16 0.05 0.01 00:40:01 1 181 0.00 0.01 0.00 00:50:01 1 181 0.00 0.00 0.00 01:00:02 1 182 0.00 0.00 0.00 | |
sオプションとeオプションで指定した時間の抜き出しも可能とか便利すぎ。
# sar -f sa14 -q -s 12:00:00 -e 13:00:00 →14日の12時ー13時のロードアベレージを確認する。 Linux 2.6.32-279.19.1.el6.i686 04/14/15 _i686_ (3 CPU) 12:00:01 runq-sz plist-sz ldavg-1 ldavg-5 ldavg-15 12:10:01 1 183 0.00 0.00 0.00 12:20:01 1 181 0.00 0.00 0.00 12:30:01 1 178 0.00 0.00 0.00 12:40:01 1 181 0.00 0.00 0.00 12:50:01 1 179 0.00 0.00 0.00 Average: 1 180 0.00 0.00 0.00
なお、saファイルで確認できるログの間隔は10分毎になっています。
これ5分間隔にした場合については
# vi /etc/cron.d/sysstat */10 * * * * root /usr/lib/sa/sa1 1 1 ↓ */5 * * * * root /usr/lib/sa/sa1 1 1
これでOK。
vmstatで1秒間の確認とかも、ものすごく便利なんですが
時間が記載されていないので、あとから確認する時とかはsarは便利かなと思います。
sysconfig配下のsysstatを変更することで保存期間を延ばしたりできるようです。
すごく参考にさせていただきました。ありがとうございました!!
sarコマンドでLinuxサーバのシステムモニタリングを行う方法
複数ターミナルたてれば、一気に主要項目の確認ができて
ボトルネックとかの確認に役立てるし、本当に便利ですね。
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