インフラエンジニアXの備忘

とある企業のシステム部門のインフラエンジニアです。忘れっぽい自分のメモ書きとしてこのブログを使用します。

Openvz Unable to open pty : No such file or directory

既存動作しているVZコンテナを別の親ノードに移行するため、一旦とめて移動した。
移動先ではvenetからvethに変更などするため、少しconfig変更などの作業を実施したが
そのあたりは滞りなく終了する。

さて、いざ起動して、親ノードからVZコンテナにアクセスしようとすると…

# vzctl enter CTID
Unable to open pty: No such file or directory

はい…?ログインできないゾ…。

何年もVZを運用してきて、初めて見るメッセージである…。
しかも、venetからvethに変更してIPアドレスも設定していないので
無論SSHでアクセスなどはできない。
googleで解決策を検索してみる。

どうやらCT起動時のudevがうまくttyやptsあたりを処理できないというようなことがあるようで、
その場合に発生することがあるらしい。

回避策がいろいろあったが、以下のページを参照にさせていただき
ログインできるように対策を実施する。

参考サイト:http://ahmedabdo.net/blog/?p=91
     :http://www.linux-faqs.info/virtualization/unable-to-open-pty-no-such-file-or-directory

何はともあれ、とりあえずコンソールに入れないことには作業ができない。
まず一時的に以下のコマンドでログインできるようにしてから
恒久的な対策を実施するという作業となる。

# vzctl exec CTID /sbin/MAKEDEV pty
# vzctl exec CTID /sbin/MAKEDEV tty
# vzctl enter CTID

→こうやることでログインは可能となる。
しかし、この状態で再起動をすると、また再度同じエラーが発生する。
そうしないためには…。

rc.sysinitファイルを編集

# vi/ etc/rc.sysinit

#/sbin/start_udev →コメントアウトする。
/sbin/MAKEDEV pty
/sbin/MAKEDEV tty →この2行を追加します。

CTを再起動

# vzctl restart CTID

この作業を実施することで、再起動したとしても
親ノードからvzctl enter コマンドでCTにすんなりログインできるようになる。


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